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冷媒配管とは?役割・施工の注意点・劣化のサインを解説
オフィスビルや商業施設、工場、住宅などを快適な温度を保つ空調設備はなくてはならない存在です。その空調機器が正常に冷風や温風を送り出す裏側には、冷媒配管という重要な設備が隠れています。
今回は、冷媒配管の役割や施工の基本について解説します。
冷媒と冷媒配管の役割とは?

空調設備を理解する上で欠かせないのが冷媒です。冷媒とは、空気中の熱を運ぶ役割を担うガスのことで、現在は主にフロンガスが使用されています。
液体が気体になる時に周囲の熱を奪い、気体が液体に戻る時に熱を放出する性質を利用して、室内機と室外機の間で熱を移動させているのがエアコンです。夏場であれば室内の熱を外へ逃がし、冬場であれば外の熱を室内へ運びます。
そして、この冷媒ガスを機器間で循環させるための通り道が冷媒配管です。この配管に折れや不具合があれば、空調の効きが悪化するだけでなく、最悪の場合は故障やフロンガスの漏洩につながります。
フロンガスはオゾン層を破壊し、地球温暖化を促進する温室効果ガスであるため、大気中への漏洩は絶対に防がなければなりません。そのため、冷媒配管工事には精度と責任が求められます。
冷媒配管工事の3つの注意点
空調の性能を最大限に引き出し、安全性を担保するために、冷媒配管の施工には3つの注意点があります。
乾燥していること
水分が混入すると、配管の内部で結露や凍結が発生し、接合部がダメージを受けたり、冷媒の循環が阻害されたりして故障の原因になります。雨天時の作業では管の端をしっかり塞ぎ、施工の最後には専用のポンプで配管内を真空状態にして、水分と空気を完全に抜き取ります。
清潔であること
異物が機器内部に侵入すると、不具合を引き起こします。保管時や作業の合間は必ず管端を養生し、管を切断した際に出るバリを取り除く時は、管を下に向けて切り粉が中に入らないよう細心の注意を払います。
気密性が保たれていること
内部の冷媒ガスを絶対に外へ漏らさないことです。冷媒が漏れると空調が効かなくなるだけでなく、前述の通り環境破壊につながります。銅管同士を溶接するろう付けや、接続部をラッパ状に広げるフレア加工、ナットの締め付けなど、一つひとつの工程を正確に行い、高い気密性を確保する必要があります。施工後には必ず圧力試験を実施し、漏れがないか厳重にチェックします。
冷媒配管の素材と劣化について
冷媒配管の素材には、熱伝導率が高く加工がしやすい「銅管」が一般的に使用されます。また冷媒配管には、結露を防ぎ、熱を逃がさないように断熱材(保温材)が巻かれています。
銅管は耐久性があるものの、一度使用して長期間経つと硬化する性質を持っています。そのため、設備の配置換えや移設の際に、古い配管を無理に曲げ直そうとすると折れてしまうことがあります。内部の劣化具合は外見からは判断しにくいため、長期間使用した配管は思い切って新品に交換することが、結果的に機器本体を長持ちさせることにつながります。
冷媒配管工事は望月工業所にお任せください
今回は、冷媒配管の役割や施工の基本について解説しました。
望月工業所は配管の施工だけでなく、冷媒ガスの充填作業から、設備の入れ替えや撤去時に必要となる古い冷媒の適切な回収まで、一貫して対応しています。
「最近、空調の効きが悪くなった」「設備を新しいものに入れ替えたい」など、 空調設備に関することでお困りごとがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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