施工事例
キュービクルの電源容量の確認
- 施工設備
- キュービクル
- 施工場所
- 工場
- 工期
- 2024年6月~2024年8月


お客様の課題
長年の設備の増設や改修、工場の増設などにより、現状の電気使用量や回路などの電気使用状況が把握できなくなっているとご相談いただきました。工場に新たな設備を導入したいが、キュービクルの容量に空きがあるか分からないとのことです。電気容量が不足していると、ブレーカーが落ちたり、最悪の場合設備が停止してしまう可能性があります。また、古い電気配線や容量オーバーの配線を使用していると、漏電や火災などの電気事故につながる可能性がありますので、確認する必要があります。
施工の流れ
現地にて数日かけて設備稼働時の電流値の測定や、電源探査器を使用して電源回路の調査を行い、過去の巡視点検表を基に現在の電気使用状況を確認いたしました。その結果、キュービクル内の2台あるトランスの内、トランス№2の容量に余裕がない事が判明し、トランス№2の1回路をトランス№1の系統に切り替え、新しい設備もその回路に接続することにしました。
施工効果
設備稼働後、キュービクル内の2台のトランスの負荷が許容電流以下で稼働していることが確認できました。これにより、トランスや開閉器等の高圧受電設備の容量オーバーによる損傷や遮断機のトリップといったトラブルの可能性を低減することができました。また、現状における正確な電力使用量を把握できたことで、今後の設備増設や更新、さらには省エネルギー化に向けた取り組みなど、設備運用の計画立案に役立つ貴重なデータを得ることができました。
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