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LEDに交換するメリットとは?蛍光灯と比べてどれぐらい省エネなのか

照明工事

蛍光灯の2027年問題について

蛍光灯の2027年問題をご存知でしょうか。2023年11月に行われた、水銀に関する水俣条約 第5回締約国会議で、一般照明用の蛍光ランプの製造・輸出入を、2027年までに段階的に廃止することが決定されました。つまり、現在使用している蛍光灯の寿命が来たときには、LEDに交換しないといけないということです。本記事では、LEDに交換していくにあたり、LEDと蛍光灯との違いを紹介しております。

LEDとは

LED(発光ダイオード)は、電気を直接光に変換する半導体素子です。従来の照明技術と比べて、エネルギー効率が高く、長寿命であることが特徴です。LEDは、家庭用から産業用まで幅広い用途で使用されており、その技術は日々進化しています。製造業においても、LED照明の導入は多くのメリットをもたらします。

LEDと蛍光灯の違い

寿命

LEDの寿命は非常に長く、一般的には約50,000時間から約100,000時間とされています。一方、蛍光灯の寿命は約10,000時間から約15,000時間です。このため、LEDに交換することで、頻繁な交換作業や廃棄物の削減が期待できます。工場では、照明の交換作業が生産ラインの停止を伴うことが多いため、長寿命のLEDは生産効率の向上にも寄与します。

消費電力

LEDは蛍光灯に比べて消費電力が非常に少ないです。例えば、同じ明るさを提供するために、LEDは蛍光灯の約半分の電力しか必要としません。具体的には、40Wの蛍光灯に対して、同等の明るさを持つLEDは約18W程度です。これにより、電気代の節約が可能となります。工場などでは、照明の電力消費が全体のエネルギーコストに大きく影響するため、LEDへの切り替えは大きなコスト削減効果をもたらします。また、LED照明は発熱が少ないため、作業環境の温度上昇を抑えることができます。これにより、冷房費の削減にもつながります。さらに、LED照明は紫外線や赤外線の放出が少ないため、製品や設備に対する影響も少なく、品質管理の面でも有利です。

環境への影響

LEDは環境にも優しいとされています。蛍光灯には水銀が含まれており、廃棄時に適切な処理が必要ですが、LEDには有害な物質が含まれていません。また、LEDの長寿命と低消費電力により、エネルギー資源の節約と二酸化炭素排出量の削減が期待できます。工場においても、環境負荷の低減は企業の社会的責任(CSR)の一環として重要視されています。

LEDの取付にバイパス工事が必要な場合

LED照明を導入する際、既存の蛍光灯器具をそのまま利用する場合にはバイパス工事が必要になることがあります。これは、蛍光灯器具に内蔵されている安定器をバイパスするための工事です。安定器を通さずに直接電源を供給することで、LEDの性能を最大限に引き出すことができます。

 

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