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サニタリー配管の「ヘルール継手」とは?基礎知識からトラブル対策を解説
ヘルール継手とは?基本知識を徹底解説
ヘルール継手の特徴
サニタリー配管とは、食品や医薬品など高い衛生レベルが求められる環境において、異物混入や菌の繁殖を防ぐために設計された配管システムのことです。このサニタリー配管の接続に最も広く使われているのがヘルール継手です。
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ヘルール継手の最大の特徴は、液だまりを作らない構造です。一般的なねじ込み継手やフランジ継手とは異なり、配管内部の段差をなくし、流体がスムーズに流れるようになっています。また、内面・外面ともにバフ研磨や電解研磨といった表面処理が施されており、微細な凹凸をなくし、配管内への汚れ付着を防いでいます。
ヘルール継手の仕組み
ヘルール継手の構造は単純です。基本的には以下の3点の部品で構成されています。
ヘルール:配管の端部にあるツバ状の部品
ガスケット:ヘルール同士の間に挟み込み、密閉性を保つシール材
クランプ:外側から締め付けて固定する金具
これら3つの部品により、工具を使わず手で分解・組み立てが可能です。ボルトを何本も外す必要があるフランジ継手とは異なり、クランプのネジを回すだけで着脱が可能です。これにより、頻繁な分解洗浄やメンテナンスが求められる現場での作業効率が向上します。
ヘルール継手の用途と利点
ヘルール継手は、食品・飲料、医薬品、化粧品、半導体製造といった洗浄度や衛生面が求められる業界において不可欠な配管の接続方法です。
ヘルール継手は、洗浄時に特に効果を発揮します。CIP洗浄など、配管を分解せずに内部を洗浄する際に、継手部分に段差が少なく洗浄液の流速をあげることによって、乱流を起こしやすく、隅々まで汚れを洗い流すことができます。また、従来のフランジ継手に比べて肉厚が薄く軽量化されているため、取り回しが楽で、作業者の負担軽減にもつながります。
ヘルール継手の規格
日本国内で流通しているヘルール継手の規格には、主にIDF(国際酪農連盟規格)、ISO(国際標準化機構規格)、3A(米国規格)などがあります。
ISO(国際標準化機構規格)
日本の食品・医薬品向上で最も標準的に使われている規格です。「1S」「2S」など「S」がつく呼び方をします。
IDF(国際酪農連盟規格)
廃止された規格ですが、現場では根強く残っています。表記は異なりますが、サイズは基本的に共通です。クランプはISOと同じものを使用することができますが、一部のサイズは、配管の外径と内径が異なるため注意が必要です。
3A(米国規格)
3A規格とは、米国乳業規格のことで、アメリカのサニタリーヘルール継手の規格です。呼び径が同じでもISOと寸法が微妙に異なります。例えば、同じ「1.5S」と呼ばれるサイズでも、ISO規格と3A規格ではガスケットの溝の深さやフランジの外径が合わないことがあります。
規格が混在すると、接続部に微細な段差が生じ、そこが液だまりとなり菌の温床、液漏れの原因になります。継手を選定する際は、既存の設備がどの規格で作られているかを必ず確認し、統一することが必要です。
サニタリー配管の施工は当社にお任せください!
今回は、サニタリー配管のヘルール継手についてご説明いたしました。
サニタリー配管の製作や施工には、液だまりを防ぐ溶接技術や、各業界の規格を遵守した設計など、高い専門性が求められます。実際、プラント配管業者の中でもサニタリー配管に対応できる業者は限られています。
関東 電気・計装工事 .comを運営する望月工業所は、サニタリー配管の施工において多数の実績があります。サニタリー配管の設計・施工からバリデーションまで一貫して対応可能です。また不働態処理や、施工後の徹底的な表面検査やフラッシングなども行います。
またバリデーションについては、溶接の温度や材料証明書、勾配や溜まりがないかなどを確認し、書類としてご提出いたします。
もし工場や製造プラントの衛生管理に課題を感じていたり、既存のサニタリー配管設備のメンテナンスや見直しが必要だとお考えでしたら、ぜひ関東 電気・計装工事 .comにお気軽にお問合せください。
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