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検出器・計測設備工事
検出器・計測設備工事は、温度、湿度、圧力、流量などの物理量を正確に測定し、電気信号へと変換する「システムの入力端」を構築する工事です。この工事では、プロセスの状態をリアルタイムで把握するため、各種センサー(熱電対、白金抵抗体、圧力トランスミッタ、電磁流量計など)を最適な位置に設置します。単に機器を取り付けるだけでなく、測定誤差を最小限に抑えるための直管長の確保や、振動・ノイズの影響を避ける配置検討、さらには保護管(サーモウェル)の選定といった高度な専門知識が求められます。また、検出された微弱な信号を「4-20mA」や「1-5V」といった標準的な電気信号として制御装置へ伝送するためのキャリブレーション(校正)作業も、この工事の重要なプロセスの一つです。
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操作・駆動設備工事
操作・駆動設備工事は、制御装置からの指令を受けて、流体の流量や機器の回転数などを物理的に操作する「システムの出力端」を構築する工事です。主な対象は、空調設備やプロセス配管に組み込まれる電動2方弁・3方弁、ダンパーモーター、およびポンプやファンを制御するインバータ(INV)などです。比例制御においては、信号に対する開度のリニアリティ(直線計)を確保するための微調整(ストローク調整)が不可欠であり、ON/OFF制御では確実な遮断と動作確認が求められます。特にインバータ制御においては、電力線からの高周波ノイズが周囲のセンサーに悪影響を及ぼさないよう、適切な配線ルートの選定やシールド処理、接地工事といった電気工学的配慮が施工の質を左右します。
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計装盤・制御盤設備工事
計装盤・制御盤設備工事は、コントローラやリレー、電源ユニットなどの精密機器を過酷な現場環境から保護し、効率的に収容するための「ハードウェア基盤」を構築する工事です。この工事には、盤自体の据付、内部配線、および外部配線との接続(端子上げ)が含まれます。盤内では強電流回路(動力系)と弱電流回路(信号系)が混在するため、電磁誘導によるノイズ混入を防ぐための物理的な隔離や遮へい措置が専門的に施されます。また、電子機器の寿命を維持するための盤内換気設計や熱計算、メンテナンス時の作業性を考慮したダクト配置・線番整理も極めて重要です。盤はシステムの中継地点となるため、図面との整合性を完璧に保った配線施工が、将来のトラブルシューティングの容易性を決定づけます。
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自動制御設備工事
自動制御設備工事は、PLC(シーケンサ)やデジタルコントローラを用いて、現場の判断ロジックや演算機能を実装する「ローカルの意思決定系」を構築する工事です。具体的には、電気式・電子式制御回路の構築や、PLCのラダープログラムの流し込み、および現場でのループテストが含まれます。センサーからの入力に基づき、目標値(SV)と現在値(PV)の差を演算してPID制御等を行う「演算部」のセットアップが核となります。単なる機器設置に留まらず、インターロック(安全停止回路)の確実な作動確認や、異常時のシーケンス動作が仕様通りに行われるかを検証する「試運転調整」に高い専門性が発揮されます。システムの「頭脳」として、現場の動的な挙動に合わせて制御パラメータを最適化する作業がこの工事の醍醐味です。
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中央監視・統合管理設備工事
中央監視・統合管理設備工事は、施設全体の稼働状況をコンピュータ上に集約し、遠隔からの監視・操作を可能にする「全体司令塔」を構築する工事です。DDC(直接デジタル制御)システムやBEMS(ビルエネルギー管理システム)のサーバー、操作用PC(HMI)、および大型モニター等の設置とソフトウェアの設定を行います。膨大なデータのトレンド管理、アラーム(警報)の履歴記録、スケジュール運転の設定など、管理者が直感的に状況を把握できるグラフィック画面の作成も含まれます。近年では省エネ性能の最適化が重視されるため、エネルギー使用量の集計・分析機能の実装など、ITスキルと設備運用のノウハウを融合させた高度なシステムエンジニアリングが求められる工事領域です。
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通信・ネットワーク設備工事
通信・ネットワーク設備工事は、現場の各機器から中央監視装置に至るまで、情報を欠落なく伝送するための「情報伝達インフラ」を構築する工事です。従来のメタルケーブルによるアナログ伝送に加え、RS-485、Ethernet、BACnet、LonWorksといった産業用ネットワークプロトコルの構築が中心となります。近年ではワイヤレス制御(無線計装)の導入も増えており、電波到達調査やゲートウェイの設置、セキュリティ設定といった通信専門の技術が不可欠です。複数のメーカー機器を接続するマルチベンダー環境において、通信の遅延やパケットロスを防ぎ、冗長性(バックアップ機能)を持たせた信頼性の高いネットワークを設計・施工することが、スマートビルやスマートファクトリーの実現には欠かせません。
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